
結婚相談所でお見合いをして、無事に仮交際へ。
「これから少しずつ仲良くなれたらいいな」と思っていたものの、いざデートをしてみると、
「悪い人じゃない。でも、まだ好きかわからない」「デートは普通に楽しかった。でも、すごく楽しかったわけでもない」「ドキドキしない」「LINEが思ったより盛り上がらない」「もう少し男性からリードしてほしい」「このまま仮交際を続ける意味があるのかな?」そんなふうに悩んでしまう方は少なくありません。
実際、結婚相談所で活動している方から、「仮交際って、どう進めたらいいんですか?」「何回会っても好きになれなかったら、交際終了した方がいいですか?」というご相談をいただくことがあります。
でも、ここでまず知っておいてほしいことがあります。
仮交際は、すでに好きになった人とお付き合いする期間ではありません。
お見合いだけでは分からなかったお相手を、もう少し知ってみようと関係をつくっていく期間です。
だから、最初から恋愛感情がなくても大丈夫。
ドキドキしなくても大丈夫。
大切なのは、「今、好きかどうか」だけで判断するのではなく、「この人と関係を育てていけそうか」を見ていくこと。
今回は、仮交際の進め方やデートで確認したいこと、「好きかわからない」ときの判断基準、真剣交際へ進むタイミングについて、結婚相談所の仲人としてお伝えします。
仮交際とは?真剣交際との違い
結婚相談所の婚活では、お見合い後にお互いが、「もう一度会ってみたい」と思えば、仮交際へ進みます。
仮交際といっても、一般的な恋愛でいう「恋人になった」という状態とは少し違います。
仮交際は、お互いを知っていくための期間です。
まだ、好きかどうかわからない、結婚相手としてどうなのかわからない、という状態でも問題ありません。
仮交際中は、他の方とのお見合いや複数の方との仮交際を並行することもできます。
その中で少しずつ、
「この人ともっと向き合ってみたい」「この人との結婚を考えてみたい」と思えるようになったら、次のステップである真剣交際を考えていきます。
真剣交際ではお相手を一人に絞り、結婚を前提として、より具体的な将来について話し合っていきます。
つまり、仮交際=好きな人との恋人期間ではなく、
仮交際=好きになれるかも含めて、お互いを知る期間と考えてみてください。
仮交際はどのくらいの期間?何回会えばいい?
「仮交際は何回くらい会えば判断できますか?」
これもよく聞かれる質問です。
でも、人の気持ちに、「3回会ったら好きにならなければいけない」という決まりはありません。
1回目から惹かれる方もいれば、3回、4回と会ううちに、「あれ?この人といると楽かも」「思っていたより話しやすい」「なんだか安心する」と気持ちが変わっていく方もいます。
結婚相談所の出会いは、職場や友人関係から始まる恋愛とは違います。
それまでほとんど知らなかった二人が、お見合いで初めて出会います。
1時間程度のお見合いと数回のデートだけで、「この人を好きになれる!」とすぐに分かる方ばかりではありません。
だから仮交際初期は、「好き」より「もう一度会ってもいい」くらいでも十分です。
仮交際では、会う間隔を空けすぎない
仮交際でお相手を知るためには、実際に会うことも大切です。
お互いに仕事や予定がありますから、毎週必ず会わなければいけないわけではありません。
ただ、最初の段階で何週間も会わない状態が続いてしまうと、なかなか関係は深まりません。
まだお互いをよく知らないからこそ、できる範囲で定期的に会い、LINEや電話などでも少しずつコミュニケーションを重ねていく。
「好きになってから会う」のではなく、「会うから少しずつ分かってくる」ということもあります。
気持ちが分からないからと距離を置きすぎると、分からないまま交際が終わってしまうこともあるのです。
仮交際1~2回目|「楽しい!」より「もう一度会える?」を見る
仮交際の1~2回目は、まだまだお互いに緊張している時期です。
この段階から、「結婚相手として100点か」を判断しようとしなくても大丈夫です。
まず見てほしいのは、「もう一度会っても嫌じゃないかな?」ということ。
例えば、
「普通に話せた」
「嫌なところはなかった」
「もう少し話してみてもいい」
「お見合いのときより話しやすかった」
それくらいでも十分です。
1~2回目は長時間のデートにこだわらず、食事やカフェなどで少しずつ会話を増やしていくのもいいでしょう。
大切なのは、初回から結論を出すことではなく、「前回より少し相手を知れたかな」という積み重ねです。
仮交際3~4回目|「安心感」と「価値観」を少しずつ確認する
何度か会って緊張が取れてきたら、少しずつ深い話もしてみましょう。
仕事について。休日の過ごし方。家族について。結婚後の生活。住む場所。お金の使い方。大切にしている価値観。
もちろん、一度のデートですべて確認する必要はありません。
面接のように質問を並べるのではなく、会話の中で少しずつ知っていけばいいのです。
この頃から見てほしいのは、「ドキドキするか」だけではなく、「この人には自分のことを話せそうか」ということ。
そして、考え方が違ったときに話し合えそうか? 一緒にいると少しずつ自然体になれるか? 安心して会える人か?という部分も大切になってきます。
「すごく楽しくなかった」だけで交際終了していませんか?
仮交際のデート後に、「楽しかったです。でも……」とお話しされる方がいます。
そのあとに続くのが、「でも、すごく楽しかった!という感じではなくて」「友達といる方が楽しいです」「なんとなく物足りないんですよね」という言葉。
そんなとき私は、「じゃあ、嫌だった?」と聞いてみることがあります。
すると、「嫌ではないです」「普通に話せました」「特に嫌なところもありません」という答えが返ってくることがあります。
だったら私は、もう一度会ってみてもいいんじゃない?と思うのです。
まだ知り合ったばかりの二人です。
友人なら、何年もかけて関係をつくってきた相手かもしれません。
それと、数回しか会っていないお相手との楽しさを比べても仕方がありません。
最初から、「最高に楽しい!」「時間を忘れる!」「ドキドキする!」にならなくてもいいのです。
知り合ったばかりの男性に「パーフェクト」を求めていませんか?
ここは特に、婚活中の女性に一度考えてみてほしいところです。
会話を楽しく盛り上げてくれて、素敵なお店を予約してくれて、こちらの気持ちを察してくれて、歩くペースにも気を配って、絶妙な頻度でLINEをくれて、デートの最後にはスマートに次のお誘いまでしてくれる。
もちろん、そんな男性だったら嬉しいですよね。
でも……
知り合ったばかりで、そこまでパーフェクトにできる男性って、実際にはそれほど多くありません。
男性だって婚活では緊張しています。「このお店で大丈夫だったかな」
「楽しんでもらえているかな」「何を話せばいいんだろう」「次も誘っていいのかな」「積極的すぎたら嫌われるかな」そんなことを考えている男性もいます。
恋愛経験が多くなかったり、女性とのコミュニケーションに慣れていなかったりすれば、なおさらです。
「できない人」と「まだできない人」は違う
連絡が少ない=私への気持ちがない
リードできない=頼りない
気が利かない=思いやりがない
会話が盛り上がらない=相性が悪い
このように、すぐに結論を出してしまうのは少しもったいないと思っています。
ただし、約束を守らない。人への態度が乱暴。こちらの気持ちを何度伝えても聞こうとしない。大切な価値観がどうしても合わない。一緒にいること自体が苦痛。
そんな違和感まで我慢する必要はありません。
でも、「できない人」なのか。それとも、「まだあなたをよく知らないから、できていない人」なのか。
ここは少し分けて見てほしいのです。
例えば、
「私はもう少しLINEでやり取りできると嬉しいな」と伝えたとき、「そうなんだ。じゃあ、もう少し連絡するね」と歩み寄ってくれる。
「こういうところに行ってみたい」と話したことを覚えていて、次のデートで提案してくれる。
最初は不器用でも、会うたびに少しずつこちらを知ろうとしてくれる。
結婚相手として大切なのは、
最初から自分にとって完璧な人なのかではなく、二人ですり合わせていける人なのか。
私はそこを見てほしいと思っています。
仮交際で確認したい5つのポイント
「好きかわからないから判断できない」
そんなときは、恋愛感情だけではなく、次の5つを見てみてください。
1.もう一度会っても嫌ではないか
最初から「大好き」でなくても大丈夫です。
「嫌じゃない」「もう一度くらいなら会ってみたい」
その感覚も、仮交際初期では十分です。
2.会うたびに少しずつ話しやすくなっているか
1回目より2回目。2回目より3回目。少しずつ緊張が取れ、「前より自然に話せた」「今日はよく笑えた」そんな変化があるかを見てみましょう。
3.自分の気持ちを伝えたときに受け止めてくれるか
何も言わなくてもすべて察してくれる人より、伝えたときに「そうなんだ」と受け止めてくれる人。
結婚生活では、とても大切な部分です。
4.基本的な誠実さがあるか
約束を守る。時間を大切にする。「ありがとう」「ごめんなさい」が言える。こちらの話を聞こうとしてくれる。
派手ではありませんが、結婚生活ではこういうところが大切です。
5.「好き」ではなくても「もう少し知りたい」と思えるか
「まだよく分からない」という気持ちは、「この人は違う」とは違います。
少しでも、「もう少し知ってみたい」と思えるのであれば、すぐに答えを出さなくてもいいと思います。
「好きかわからない」から始まり、ご成婚した女性もいます
実際に、これまでサポートしてきた女性会員様の中にも、最初からお相手に夢中だったわけではない方がいらっしゃいました。
仮交際の初期には、「まだ好きなのかわかりません」「すごく楽しい!という感じでもないんですよね」「男性として見られるのかな……」そんな気持ちを話してくださっていました。
お相手の男性も、最初から女性を楽しませることが得意なタイプではありませんでした。
会話がものすごく華やかなわけでも、女性をスマートにリードするタイプでもありません。
でも、嫌なところがあるわけでもありませんでした。
そこで、「今、好きかどうかを決めなくてもいいんじゃない?もう少し会ってみよう」とお話ししながら、交際を続けていきました。
すると、会う回数を重ねるうちに、彼女から出てくる言葉が少しずつ変わっていきました。
「一緒にいると意外と落ち着くんですよね」
「前に話したことを覚えていてくれました」
「ちゃんと私のことを考えてくれているのが分かってきました」
最初から大きなドキドキが生まれたわけではありません。
でも、会うたびに「安心」が積み重なっていったのです。
そして、そのお二人はご成婚されました。
もし最初の1回、2回だけで、「すごく楽しいわけじゃないから」「まだ好きじゃないから」と交際終了していたら、その先の二人はなかったかもしれません。
婚活では、こういうことが本当にあります。
仮交際が「相手の採点」になっていませんか?
ここでもう一つ、仮交際がなかなか続かない方に振り返ってみてほしいことがあります。
知らず知らずのうちに、婚活が「相手を採点する活動」になっていませんか?
・LINEが遅い
・会話を盛り上げてくれなかった
・お店選びが普通だった
・リードしてくれなかった
・もっと気遣ってほしかった
一つずつ減点して、「この人も違う」「もっといい人がいるかも」と次へ進む。
もちろん、結婚相手を選ぶのですから、見極めることは必要です。
でも、その「もっと」を繰り返しているうちに、本当はこれから育っていったかもしれないご縁を、最初の60点だけで手放してしまうことがあります。
自分も「選ばれる側」であることを忘れない
そして、少しだけ厳しいこともお伝えしますね。
婚活では誰もが、選ぶ側であり、同時に選ばれる側です。
自分が、
「この男性は私を楽しませてくれたかな?」
「気遣ってくれたかな?」
「私を大切にしてくれそうかな?」
と見ているとき、お相手もまた、「一緒にいて居心地がいいかな?」「自分に興味を持ってくれているかな?」「また会いたいと思えるかな?」と感じています。
だからデート後は、「相手はどうだった?」だけではなく、「私はどうだった?」も少し振り返ってみてください。
私は相手に興味を持って質問したかな。
笑顔で話せたかな。
嬉しかったことを言葉にしたかな。
「ありがとう」を伝えたかな。
また会いたいなら、その気持ちを見せたかな。
これは、「選ばれるために相手に合わせましょう」という意味ではありません。
二人の関係は、相手一人だけがつくるものではないということです。
仮交際から真剣交際へ進むタイミングは?
では、どんな気持ちになったら真剣交際を考えればいいのでしょうか。
「大好き!」
「この人しかいない!」
という強い恋愛感情だけが基準ではありません。
例えば、一緒にいると自然体でいられたり、会うことが負担ではなく、また会いたいと思えたり、自分の気持ちを話せたり、相手もこちらの話を聞いてくれる、違う意見でも話し合えそう。
結婚後の生活について話してみたいと思えたり、他の人より、この人と向き合ってみたいそんな気持ちが少しずつ育ってきたら、真剣交際を考えるタイミングです。
特に私は、「この人となら、何かあったときに話し合えそう」と思えるかどうかを大切にしています。
結婚生活では、何もかも価値観が同じということはありません。
だからこそ、違いがない人を探すより、違いがあったときに二人で調整できる人を探す。
その視点も持ってみてください。
反対に、仮交際終了を考えていいのはどんなとき?
もちろん、すべての仮交際を長く続ければいいわけではありません。
例えば、何度会っても「また会いたい」と思えない。会うこと自体がストレスになっている。相手に興味を持とうとしても気持ちが動かない。大切な価値観に大きな違いがある。約束や時間を何度も軽く扱われる。自分の気持ちを伝えても、聞こうとしてくれない。
そんな場合には、交際終了を考えてもいいと思います。
大切なのは、「完璧じゃなかったから終了」なのか、
それとも、「何度か向き合ってみたけれど、この人とは関係をつくっていくことが難しい」と感じたのか。
そこを分けて考えることです。
仮交際は「完成された相手」を探す期間ではありません
結婚相手は、「私をいつも楽しませてくれる人」「何も言わなくても分かってくれる人」「最初から私の理想通りに動いてくれる人」を探せば終わりではありません。
違う環境で生きてきた二人が、
話して、笑って、ときにはすれ違って、「私はこう思うよ」「あなたはそう思うんだね」と話し合いながら、少しずつ「二人の形」をつくっていく。
それが結婚だと思います。
だから仮交際も、最初から100点の人を探すための期間ではありません。
最初は60点に見えた人が、もう一度会ったら70点になり、話していくうちに、「こんな優しいところがあったんだ」と知って80点になり、
いつの間にか、「この人といると安心する」という大切な存在になることがあります。
逆に、最初のデートで100点だった人が、結婚相手としてずっと100点とは限りません。
まとめ|「好きかわからない」だけで急いで交際終了しなくてもいい
仮交際中に、「好きかわからない」「ドキドキしない」「すごく楽しいわけではない」と感じると、「この人じゃないのかな」と不安になるかもしれません。
でも、「好きじゃない」と「まだ好きかわからない」は違います。
そして、「もう会いたくない」と「まだよく分からない」も違います。
明確に嫌な理由があるなら、無理に続ける必要はありません。
でも、「嫌ではない」「もう一回なら会ってみてもいい」「まだ知らない部分がありそう」
と思えるなら、もう少しだけ、そのご縁に時間をあげてもいいのではないでしょうか。
仮交際は、相手を審査するためだけの期間ではありません。
お互いを知って、少しずつ心を開いて、「また会いたい」を重ねながら、二人で関係をつくっていく期間です。
知り合ったばかりのお相手を、最初の数回だけで採点しすぎないこと。
そして、相手を見ている自分もまた、お相手から見られている一人であること。
「この人は私に何をしてくれる?」だけではなく、
「私はこの人と、どんな関係をつくっていけるだろう?」
そんな視点も持ってみてください。
その人の良さは、まだ半分も見えていないかもしれません。
※交際終了したあとに「やっぱりもう少し会えばよかった」と後悔するケースもあります。
→ 交際終了後に後悔する原因と復縁成功事例4選
よくある質問|仮交際の進め方
Q1.仮交際は何回くらい会ってから判断すればいいですか?
「3回会えば必ず判断できる」という決まりはありません。
最初の1~2回では緊張していて分からなかったことが、3回、4回と会ううちに見えてくることもあります。
回数だけで判断するより、会うたびに少し話しやすくなっているか、もう少し知りたいと思えるかを見てみましょう。
明確に嫌な理由がないのであれば、最初の1~2回だけで答えを急がなくてもいいと思います。
Q2.仮交際で好きになれない場合は、交際終了した方がいいですか?
まず、「好きではない」のか、「まだ好きかわからない」のかを分けて考えてみてください。
「もう会いたくない」「一緒にいることが苦痛」という気持ちなら、無理に続ける必要はありません。
一方で、「嫌ではない」「まだよく分からない」「もう一度なら会ってみたい」と思えるのであれば、もう少しお相手を知ってから判断しても遅くありません。
【仮交際で好きになれない】気持ちが動かないとき、交際終了する前に考えたいこと
Q3.仮交際のデートが楽しくない・ドキドキしないのは脈なしですか?
必ずしもそうではありません。
知り合ったばかりの二人ですから、緊張して会話がぎこちなかったり、お互いに遠慮していたりすることもあります。
結婚につながるご縁が、必ずしも最初から強いドキドキで始まるわけではありません。
「すごく楽しかったか」だけではなく、一緒にいて嫌ではなかったか、安心できたか、また会ってもいいと思えたかにも目を向けてみてください。
Q4.仮交際ではどのくらいの頻度で会えばいいですか?
お互いの仕事や予定にもよりますが、関係を深めたいのであれば、あまり間隔を空けすぎないことをおすすめします。
知り合ったばかりの段階では、会わない期間が長くなるほど気持ちも薄れやすくなります。
無理のない範囲で定期的に会い、会えない間もLINEや電話などでコミュニケーションを重ねていきましょう。
Q5.仮交際から真剣交際へ進むときは何を基準に判断すればいいですか?
「大好き」という気持ちだけを基準にする必要はありません。
・一緒にいると自然体でいられる
・また会いたいと思える
・自分の気持ちを話せる
・違う意見でも話し合える
・将来についてもっと話してみたい
・他の人ではなく、この人と向き合ってみたい
そんな気持ちが育っているかを見てみましょう。
結婚生活で大切なのは、最初から何もかもピッタリ合うことよりも、違いがあったときに二人で話し合い、関係をつくっていけること。
私はそこを大切にしてほしいと思っています。
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