
「自分がいいなと思う人には選ばれない。」
「逆に、あまり気持ちが上がらない人から好意を持たれる…。」
婚活をしていると、一度はこんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
結婚相談所でも、本当によくいただくご相談です。

どうして好きな人には振り向いてもらえないのでしょうか?

私には魅力がないのでしょうか?
そんなふうに落ち込んでしまう方も少なくありません。
でも、安心してください。
実は、この現象は心理学でも説明できる、人間なら誰にでも起こりうることなのです。
そして、もう一つ知っていただきたいことがあります。
あなたが「好きな人に選ばれない」と感じているように、お相手もまた「好きな人に選ばれない」と感じている可能性があるということです。
婚活では、この「片思いの連鎖」がとてもよく起こります。
婚活では「片思いの連鎖」が起きやすい
例えば4人いたとします。
Aさん → Bさんが好き
Bさん → Cさんが好き
Cさん → Dさんが好き
Dさん → Aさんが好き
これでは誰も両思いになりません。
反対に、Aさん ⇔ Bさんのように、お互いが「また会いたい。」「もっと話してみたい。」と思えたとき、交際は自然と進んでいきます。
婚活は、「一番好きな人を追いかけること」ではなく、「お互いに選び合える相手を見つけること」なのです。
では、なぜ人は「追いかける恋」に夢中になってしまうのでしょうか。
そこには、いくつもの心理が隠れています。
心理学① 希少性の法則
「手に入りにくい人ほど魅力的」に見えてしまう
婚活で人気のある方を見ると、「絶対に逃したくない。」という気持ちになった経験はありませんか?
・返信が少し遅い
・仕事が忙しくなかなか会えない
・お見合い申込みがたくさん来そう
・見た目も条件も理想的
そんな相手ほど、「どうにかしたい」と思ってしまいます。
これは心理学でいう希少性の法則です。
人は、手に入りやすいものよりも、手に入りにくいものに価値を感じます。
でも考えてみてください。
まだ1〜2回しか会っていない相手のことを、本当に深く知っているでしょうか。好きなのは、その人自身でしょうか。
それとも、「簡単には手に入らない存在」に惹かれているだけなのでしょうか。
婚活では、この違いに気付くことがとても大切です。
心理学② 認知バイアス
好きになると「良いところ」ばかり見えてしまう
人の脳は、とても都合よくできています。
好きな相手には、「優しい」「誠実そう」「きっと家庭。」など、プラスの情報ばかりを集めます。
反対に、店員さんへの態度が気になったり、価値観が少し違ったり、会話が一方通行だったとしても、
「今日は緊張していたのかな」と良い方向へ解釈してしまいます。
これを認知バイアスといいます。
一方で、自分を好きになってくれる相手には、「なんとなく違う。」「服装が気になる。」「話し方が好きじゃない。」と、小さな欠点ばかりが目についてしまうことがあります。
つまり、恋愛感情があるかどうかで、脳は同じ相手でも見え方を変えてしまうのです。
心理学③ 愛着スタイル
「追いかけたくなる恋」を選んでしまう人もいる
幼い頃からの人との関わり方は、大人の恋愛にも影響すると言われています。
例えば、不安を感じやすい「不安型愛着スタイル」の人は、以下のような傾向があります。
・返信が来ないと不安になる
・相手の気持ちを何度も確認したくなる
・追いかける恋をしてしまいやすい
反対に「回避型愛着スタイル」の人は、
・距離が近づくと急に気持ちが冷める
・好意を向けられると逃げたくなる
・安心できる相手ほど恋愛感情が湧かない
ということがあります。
もちろん、誰もがどちらかに当てはまるわけではありません。
でも、「毎回同じ恋愛パターンになる。」「なぜか追いかける恋ばかりしてしまう。」という方は、自分の愛着スタイルを知ることで、婚活がぐっと楽になることがあります。
大切なのは、「好き」という気持ちだけで判断するのではなく、その恋愛パターンが自分のクセではないかと、一度立ち止まって考えてみることです。
心理学④ 自己成就予言
「どうせ振られる」が現実になってしまう理由
婚活では、「どうせ今回もダメだろう。」と思ってお見合いやデートに行く方がいます。
すると、緊張して笑顔が減る、質問ができない、遠慮してしまう、相手の反応ばかり気にする。
結果として、本来の魅力が伝わらず、お断りになってしまう。
すると、「やっぱり私は選ばれない。」と思い込みが強くなります。
これが自己成就予言です。
自分が信じたことを、無意識に現実へ近づけてしまう心理です。
逆に、「今日は相手を知る時間にしよう。」「楽しんで帰れたら成功。」と思える方は、自然な笑顔になり、お相手も安心します。
婚活がうまくいく方は、「選ばれること」より「相手を知ること」に意識を向けている方が多いように感じます。
心理学⑤ 単純接触効果
恋愛感情は後から育つこともある
「初回でドキドキしなかったから終了。」そう判断してしまう方もいます。
でも心理学には単純接触効果があります。
人は会う回数が増えるほど安心感や親近感を抱きやすくなります。
実際に私が担当した成婚者さんの中にも、「初回は恋愛対象か分かりませんでした。」という方がたくさんいらっしゃいます。
それでも、3回、4回、5回と会う中で、
・いつも笑顔で迎えてくれる
・話を最後まで聞いてくれる
・さりげなく気遣ってくれる
そんな姿に触れ、「一緒にいると安心する。」という気持ちが育っていったのです。
そして成婚退会の日には、「最初の自分に『もう少し会ってみて』と言いたいです。」と笑って話してくださいました。
婚活で本当に見るべきポイント
私は会員さんによく、こんな質問をします。「ドキドキしましたか?」ではありません。
「その人と一緒にいると自然体でいられましたか?」
「無理をせず笑えましたか?」
「また会いたいと思えましたか?」
「大切にされていると感じましたか?」
この答えが「はい」なら、そのご縁は大切にしてほしいと思っています。
結婚相手は、一番ドキドキした人ではなく、一番安心して素の自分でいられた人だった。
これは、多くの成婚者さんが成婚退会の日に話してくださる共通の言葉です。
婚活で本当に大切なのは「選ばれること」ではなく「選び合うこと」
婚活が長くなると、「どうして私だけ選ばれないんだろう…。」と苦しくなることがあります。
でも、結婚は一人ではできません。
だからこそ大切なのは、自分だけが好きになる相手ではなく、お互いが「この人を大切にしたい」と思える相手に出会うことです。
焦って追いかける恋よりも、安心して笑える時間を重ねられる人。無理をしなくても自然体でいられる人。
そんなご縁こそが、結婚につながるご縁です。
私はこれまで数多くの成婚者さんを見送ってきましたが、幸せな結婚をされた方に共通しているのは、「最初のドキドキ」よりも、「この人となら穏やかな毎日を過ごせそう」という安心感を大切にされていたことでした。
婚活で目指したいのは、「誰かに選ばれること」ではありません。
お互いに選び合い、安心して人生を歩めるたった一人に出会うこと。
その視点を持つことが、幸せな結婚への一番の近道だと、私は日々のサポートを通して実感しています。
まずはお気軽に無料カウンセリングへご相談ください。


