婚活で嘘をつく人の見極め方|仲人が教える5つのチェックポイント

婚活で嘘をつく人って、本当にいるんですか?

これは、会員様から時々いただくご質問です。

田口 エミ

います。でも、すべてが悪意のある嘘ではありません。

ということです。

人は誰でも、「良く思われたい。」「嫌われたくない。」「このご縁を逃したくない。」

そんな気持ちから、少し自分を大きく見せてしまうことがあります。

だから私は、「嘘を見抜こう」と相手を疑う婚活ではなく、「安心して信じられる人かどうかを見極める婚活」をしてほしいと思っています。

ある日、30代女性の会員様から、こんなご相談をいただきました。

「田口さん、こんにちは😊

昨日デートに行ってきました。

いい人なんです。

でも前回と話が変わっていたり、大げさに褒めてくれたり…。

嬉しい気持ちもあるのですが、なんとなく言葉を疑ってしまいます。」

詳しい内容は控えますが、彼との会話を一緒に振り返ってみると、

「なるほど…。それは少し気になるかもしれませんね。」と感じる場面がいくつかありました。

もちろん、すべてが悪意のある嘘とは限りません。

心理学では、人は「好かれたい」「嫌われたくない」という気持ちから、自分を実際より良く見せようとする傾向があると言われています。

婚活では特に、第一印象を良くしたいという思いから、無意識に話を盛ってしまう方も少なくありません。

でも、結婚は何十年と続く人生のパートナー選びです。

だからこそ私は、会員様へ「小さな違和感を見逃さないことが、自分を守ることにもつながりますよ。」とお伝えしています。

① 話の内容がその都度変わる

嘘は事実ではないため、一貫性を保つことが難しくなります。

以前聞いた仕事内容や休日の過ごし方、家族の話などが少しずつ変わる…。

一度だけなら、勘違いや言い間違いということもあるでしょう。

でも、そのズレが何度も繰り返される場合は、一度立ち止まって確認してみることも大切です。

心理学では、自分に都合の良い情報ばかりを信じてしまう傾向を「確証バイアス」と呼びます。

婚活では「信じたい」という気持ちが強くなりやすいからこそ、言葉だけではなく、行動と一致しているかを見ていきましょう。

② 褒め言葉が極端に多い

「今まで会った女性で一番です。」「絶対に運命の人です。」

初対面や数回のデートで、あまりにも大きな言葉を並べる方もいらっしゃいます。

もちろん、本当に素直な気持ちで伝えている方もいます。

ただ、心理学では、過剰な愛情表現で一気に距離を縮めようとする行動を「ラブボミング」と呼ぶことがあります。

だからといって、すべてが当てはまるわけではありません。

大切なのは、言葉と行動が一致しているかです。

以前ご成婚された男性は、決して口数が多いタイプではありませんでした。

その代わり、毎週欠かさず彼女との時間を作り、小さな約束を一つひとつ守り続けていました。

成婚退会の日、彼女が笑顔で話してくださった言葉が今でも印象に残っています。

「派手な言葉はなかったけれど、この人なら信じられると思いました。」

私はこの言葉を聞いて、

結婚は”愛されていると言われること”ではなく、”安心して愛を感じられること”なんだな。と改めて感じました。

③ 質問すると話題を変える

気になることを質問した時に、「そんなことよりさ。」「まぁ細かいことはいいじゃない。」と話題を変えてしまう方もいます。

心理学では、触れられたくないことがあると、無意識に話題を逸らしたり曖昧に答えたりすることがあります。

もちろん、それだけで嘘とは言えません。

でも、誠実な方は、「今はまだ話せない。」「もう少し仲良くなってから話したい。」と、自分の気持ちを正直に伝えてくれます。

結婚は、お互いを知るための時間です。

質問から逃げる人ではなく、向き合おうとしてくれる人を選んでほしいと思います。

④ 小さな約束を守れるかを見る

私は会員様によく、「言葉より約束を見てくださいね。」とお伝えしています。

・待ち合わせ時間を守る

・連絡すると言った日にきちんと連絡をくれる

・次の約束を曖昧にしない

こうした小さな積み重ねに、その方の誠実さは表れます。

心理学でも、人への信頼は「一貫した行動」の積み重ねによって育まれると言われています。

実際、ご成婚されたご夫婦を見ていると、派手なサプライズよりも、「ちゃんと来てくれる。」「約束を守ってくれる。」そんな安心感が、信頼へと変わっていくケースがほとんどです。

⑤ 違和感を「気のせい」にしない

婚活では、「私の考えすぎかな。」「きっと悪気はないよね。」と、自分の違和感を打ち消そうとしてしまう方が少なくありません。

でも、ご成婚された方のお話を伺うと、「最初から一緒にいて安心感がありました。」「無理をしなくても自然体でいられました。」という言葉を、本当によく耳にします。

反対に、ご縁が続かなかった方からは、「あの時感じた違和感を見過ごしていました。」というお話も少なくありません。

人の直感は、自分を守るための大切なサインです。

「何か違うかも…。」

そう感じた時は、その気持ちを無理に打ち消さなくても大丈夫です。

大切なのは「見抜く」より「確認する」こと

婚活で相手を疑い続ける必要はありません。

でも、違和感を見て見ぬふりをする必要もありません。

私はいつも会員様に、「一人で悩まないでくださいね。」とお伝えしています。

仲人は、お相手を否定するためにいるのではありません。会話を整理し、一緒に客観的な視点で考えるためにいます。

今回の会員様も、お話を整理していく中で、「私が引っかかっていた理由はそこだったんですね。」と、ご自身で気付かれました。

結婚は、人生を共に歩む大切なパートナー選びです。

信じることも大切。

でも、それ以上に大切なのは、「安心して信じられる相手かどうか。」

誠実な方は、自分を大きく見せようとはしません。

ありのままの自分で向き合い、言葉だけではなく、日々の行動で信頼を積み重ねていきます。

私はこれまでたくさんのご成婚を見届けてきました。

幸せなご夫婦に共通しているのは、決してドラマのような恋愛ではありません。

「この人といると安心する。」

その小さな安心感を、お互いに積み重ねてきたご夫婦ばかりです。

「好きだから信じる」のではなく、「信頼できるから、この人と一緒に歩んでいきたい。」

そんなご縁を、これからも一つでも多く結んでいきたいと思っています。

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