

いい人なのに、この人じゃない気がする…
婚活をしていると、このような気持ちになる方はとても多くいらっしゃいます。
お相手に大きな欠点があるわけではない。
優しくて誠実。
条件も悪くない。
それでも、「本当にこの人でいいのかな」と迷ってしまう。
結婚相談所でも、このご相談は非常に多く寄せられます。
そして実際に、迷った末に交際終了を選び、その後なかなか良いご縁に恵まれず「あの人は良い人だった」と後悔される方も少なくありません。
だからこそ、「なんとなく違う気がする」という感覚だけで判断するのではなく、しっかりと整理して考えることが大切です。
今回は、結婚相談所で数多くのご成婚をサポートしてきた仲人として、「この人じゃない」と感じた時に確認してほしい具体的な判断基準を詳しくお伝えします。
「この人じゃない」は本当に相性の問題?
まず知っていただきたいのは、「この人じゃない」と感じる=相性が悪いとは限らないということです。
実際には、以下のような理由で迷いが生まれているケースが非常に多いです。
・まだ会った回数が少なく、相手の本質を知らない
・恋愛感情がゆっくり育つタイプなのに、すぐに好きになれないことに不安を感じている
・結婚という大きな決断に対してプレッシャーを感じている
・過去の恋愛と比較してしまっている
・「もっといい人がいるかもしれない」という気持ちがある
例えば、1〜2回しか会っていない段階で「好きになれない」と判断してしまう方も多いですが、それは当然とも言えます。
恋愛感情は、安心感や信頼関係が積み重なって初めて生まれるものです。
だからこそ、「好きかどうか」だけで判断するのではなく、なぜそう感じているのかを具体的に言語化することがとても重要です。
判断基準① 気持ちではなく「判断材料」は揃っていますか?
「好きになれないから、この人じゃない。」
そう結論を出してしまう前に、まず確認してほしいのが、判断材料が十分に揃っているかどうかです。
以下のようなポイントを具体的に振り返ってみてください。
・一緒にいる時に緊張しすぎず、リラックスできたか
・沈黙があっても苦痛ではなかったか
・相手は自分の話をきちんと聞いてくれていたか
・自分のことを大切に扱ってくれていると感じたか
・デート後に「また会ってもいいかな」と思えたか
・回数を重ねるごとに印象が良くなっているか、それとも悪くなっているか
例えば、初回は緊張して会話が弾まなかったとしても、2回目・3回目で自然に話せるようになるケースは非常に多いです。
逆に、何度会っても違和感が増していく場合は、相性の問題である可能性もあります。
重要なのは、「1回の印象」ではなく「変化」を見ることです。
判断基準② 考えすぎて行動が止まっていませんか?
婚活では、迷い始めると頭の中で考え続けてしまう方が多くいらっしゃいます。
しかし、考えても分からないことは、行動しない限り答えは出ません。
そんなときは以下のような行動を取ってみてください。
・もう一度会ってみる(最低でも3回は会う)
・ランチだけでなく、半日デートや長時間一緒に過ごしてみる
・将来の話(結婚観・仕事・子ども)を少しずつしてみる
・自分からデートプランを提案してみる
・相手の価値観や考え方を深く聞いてみる
例えば、短時間のカフェデートだけでは分からなかった相手の一面が、長時間一緒に過ごすことで見えてくることがあります。
また、自分から行動することで、「相手がどれくらい応えてくれるか」も見えてきます。
婚活は、行動 → 感情 → 判断
この順番で進めることがとても大切です。
判断基準③ 不安の原因は「相手」ですか?それとも「自分」ですか?
「この人でいいのかな」という不安は、必ずしも相手が原因とは限りません。
実際には、自分自身の内面から来ているケースも多くあります。
・過去の恋愛で裏切られた経験があり、信じることが怖い
・結婚後の生活(お金・家事・子育て)に不安がある
・「失敗したくない」という気持ちが強すぎる
・親や周囲からの期待やプレッシャーを感じている
・理想が高く、「もっといい人がいるのでは」と思ってしまう
このような場合、お相手を変えても同じ不安を繰り返してしまう可能性があります。
例えば、「もっと好きになれる人がいるはず」と思って交際終了を繰り返す方は、結果的に婚活が長期化してしまう傾向があります。
だからこそ、「この不安は相手の問題なのか、それとも自分の問題なのか」を冷静に切り分けることが重要です。
判断基準④ 違和感は妥協できること?それとも価値観の違い?
「なんとなく違う気がする」という違和感は、必ずしも悪いものではありません。
ただし、その違和感の種類を見極めることが大切です。
妥協・調整できる違い
・食べ物の好みが違う
・休日の過ごし方が違う
・趣味が合わない
・話すテンポや性格の違い
これらは、結婚生活の中で歩み寄りやすい部分です。
妥協が難しい価値観の違い
・お金の使い方(浪費・貯金の考え方)
・結婚後の働き方(共働き・専業)
・子どもを望むかどうか
・家族との関係性(親との距離感)
・人への接し方(店員さんへの態度など)
例えば、店員さんに対して横柄な態度を取る方や、約束を軽く扱う方は、結婚後も同じような行動を取る可能性が高いです。
こうした部分は、「小さな違和感」ではなく「重要な判断材料」になります。
仲人として感じること
私はこれまで多くの会員様から、「この人じゃない気がします。」というご相談を受けてきました。
その中で感じるのは、迷っている方ほど真剣に結婚を考えているということです。
そして実際には、「好きになれるか分からない」と悩んでいた方が、
・3回、4回とデートを重ねる
・少しずつ本音で話せるようになる
・相手の優しさや誠実さに気づく
こうした過程を経て、「一緒にいると安心できる」「自然体でいられる」と感じ、ご成婚されるケースを何度も見てきました。
一方で、以下の場合は、初期の段階から違和感として現れることが多く、そのまま進んでもうまくいかないケースが多いのも事実です。
・約束を守らない
・連絡が極端に遅い
・思いやりが感じられない
・価値観のズレが大きい
だから私は、会員様には「好きかどうか」だけではなく、「この人となら安心して生活できるか」という視点を大切にしていただきたいとお伝えしています。
まとめ
「この人じゃない」と感じた時は、焦って答えを出す必要はありません。
まずは、以下のポイントを具体的に整理してみてください。
- 判断材料は十分に揃っているか(最低3回以上会っているか)
- 考えるだけでなく、行動して確かめているか
- 不安の原因は相手なのか、自分なのか
- 違和感は調整できるものか、それとも価値観の違いか
結婚は、ドキドキする恋愛感情だけで決めるものではありません。
むしろ、「この人となら安心して日常を過ごせる」「無理をしなくても一緒にいられる」そう感じられる相手こそ、結婚相手としてふさわしい存在です。
迷いがある時こそ、感情だけで判断せず、冷静に整理してみてください。
その先に、本当に納得できるご縁が見えてくるはずです。
原因が分かれば改善できることもたくさんあります。
婚活は一人で頑張り続けるものではありません。
悩んだ時は相談しながら進めることで、結果が変わることもあります。
もし今うまくいかなくても、自分を責めすぎないでください。
あなたと同じように悩みながらも、ご縁を見つけて結婚された方はたくさんいます。
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