

仮交際中の男性が、自分のことをどう思っているのか分かりません

LINEは続いているけれど、真剣交際まで考えてくれているのでしょうか?

次のデートには誘われました。これは本命ということですか?
結婚相談所で婚活をしている女性から、このようなご相談をいただくことがあります。
仮交際が始まった頃は、「また会えるのが嬉しい」「今度はどこへ行こうかな」と楽しみにしていたはずなのに、少しずつお相手を好きになってくると、今度は相手の気持ちが気になり始めます。
LINEの返信時間や文章の長さ。
絵文字の数やデートに誘われるタイミング。
ご馳走してくれたか。帰り際に何と言われたか。
一つひとつの行動を振り返りながら、「これは脈あり?」「私は本命?」「ほかの女性とも会っているのかな?」と、正解を探したくなってしまうんですよね。
そのお気持ちはよく分かります。
でも、男性の本気度を知りたいときに見てほしいのは、派手な愛情表現や分かりやすい言葉だけではありません。
仲人として交際を見ていると、本気度はむしろ、
時間・労力・注意・調整・自己開示・責任といった、目立たない行動に表れることが多いと感じます。
今回の記事では、仮交際中の男性が関係を大切に考えているときに見られやすい7つの行動を、具体例を交えながらお伝えします。
ただし、最初に一つだけ。
この記事は、「7個あったら本命」「3個しかないから脈なし」と男性を採点するための記事ではありません。
男性の気持ちを当てることよりも大切なのは、
二人の間に信頼が育っているのか。
そして、あなた自身が、その人との関係を育てていきたいと思えるのか。
最後まで読んでいただくと、その意味もきっと分かっていただけると思います。
そもそも仮交際とは?「交際」という言葉に期待しすぎないこと
結婚相談所の仮交際は、一般的な恋愛の「彼氏・彼女」とは少し違います。
お見合いをした二人が、「もう一度会ってみたい」「もう少しお話ししてみたい」と思ったところから始まるのが仮交際です。
IBJの公式案内でも、仮交際は真剣交際に向けてデートを重ねる期間であり、仮交際中はほかの方とのお見合いや複数の方との交際も可能と説明されています。
つまり、仮交際になった=自分一人に決めてくれたではありません。
一方で、まだ真剣交際を申し込まれていない=脈なしでもありません。
仮交際は、0か100かを決める段階ではないんですね。
何度か会いながら、「一緒にいると楽しい」「もう少しこの人を知りたい」「考え方に共感できる」「この人となら結婚生活を考えられるかもしれない」と、お互いの気持ちを少しずつ育てていく期間です。
最初から強い恋愛感情があるとは限りません。
むしろ、お見合いの段階では、「感じの良い方だった」「もう一度会ってみようかな」くらいの気持ちから始まることも多いものです。
ですから、仮交際の初期から、「私は本命ですか?」「結婚する気はありますか?」という答えを急いで求めすぎると、まだ育っていない関係に結論を迫ることになってしまいます。
見るべきなのは、今すぐ「好き」と言ってくれるかではなく、
二人の関係を少しずつ前に進めようとしているか。
その姿勢です。
「好き」という感情と「関係を育てる意思」は同じではない
男性の本気度を考えるとき、まず知っておいてほしいことがあります。
それは、「好き」という感情があることと、結婚相手として関係を育てる意思があることは、必ずしも同じではないということです。
「会いたい」「かわいい」「一緒にいると楽しい」と思っていても、結婚に必要な話から逃げる人もいます。
反対に、口下手で愛情表現は少なくても、
約束を守る。会う時間をつくる。意見が違ったら話し合う。将来について確認する。
そのような行動を重ねられる人もいます。
結婚生活を考えるなら、気持ちの強さだけではなく、その気持ちを関係を育てる行動に変えられる人なのかを見ることが大切です。
ここで一つの考え方になるのが「関係への投資」です。
投資といっても、お金の話ではありません。
心理学の関係投資モデルでは、時間や労力、共有してきた経験など、その関係に注いだものがコミットメントと関係することが示されています。
婚活で見るのであれば、
- あなたと会うために時間をつくる
- 次の予定を考えるために手間をかける
- あなたの話に注意を向ける
- 予定が合わないときに調整する
- 自分の考えや気持ちを伝える
- 二人の関係を曖昧なままにしない
といった行動です。
高価なプレゼントや豪華な食事よりも、こうした小さな積み重ねのほうに、その人が関係をどう扱っているかが見えてくることがあります。
それでは、具体的に見ていきましょう。
①「また会おうね」で終わらず、次の予定を具体的に決めようとする
デートの帰り際、男性から、「今日は楽しかったです。またぜひ行きましょう」と言われた。
嬉しいですよね。
ところが、その後1週間が過ぎても次の予定が決まらない。
LINEは続いているけれど、デートの話は出てこない。
こうなると、「また会おうって言っていたのに……」「社交辞令だったのかな?」と不安になる女性もいます。
ここで見てほしいのは、「また会いたい」と言ったかではなく、その後、具体的な行動まで進んでいるかです。
たとえば、「来週の土曜日か日曜日は空いていますか?」「この前話していたお店に行ってみませんか?」「10月は仕事が忙しくなりそうなので、今のうちに次の日程を決めておきたいです」
ここまで具体的になると、「また会えたらいいですね」という挨拶とは意味が変わってきます。
自分の予定を確認する。候補日を考える。お店を探す。相手の都合を聞く。
こうした小さな手間をかけて、二人の関係を前に進めようとしているからです。
「会いたい」という言葉より、行動まで進んでいるか
人は「こうしたい」と思ったことを、すべて実行するわけではありません。
「運動しよう」「早く寝よう」「連絡しよう」と思っていても、実際には行動しないことがありますよね。
婚活でも同じです。
「また会いたいと思っています」という気持ちがあったとしても、その気持ちを行動に変えなければ、二人の関係は進みません。
だからこそ、言ったかどうかだけではなく、行動まで進んでいるかを見る。
これは大切な視点です。
男性から誘わなければ本気ではない、という意味ではありません
ここで誤解してほしくないのは、「男性から誘わない人は脈なし」という話ではないことです。
女性から次のデートを提案しても大丈夫です。
大切なのは、こちらから提案したときの反応です。
「いいですね!」だけで終わるのか。
「では、土曜日か日曜日はいかがですか?」と一緒に具体化しようとしてくれるのか。
お店や時間を考えてくれるのか。
こちらの希望も聞いてくれるのか。
どちらから誘ったかよりも、二人で次の約束をつくろうとする姿勢があるかを見てみましょう。
一度誘われなかっただけで判断しない
仕事の予定が確定していない人もいます。
もともと予定を立てるのが苦手な人もいます。
「女性の希望を聞いてから決めたい」と考える男性もいます。
一回のデートで次の約束が出なかったからといって、すぐに「脈なし」と決める必要はありません。
- いつもこちらから声をかけなければ会えない
- 提案しても話が具体化しない
- 「また今度」と言いながら先延ばしが続く
- 会うことよりLINEを続けるだけになっている
何度かやり取りする中で、このような状態が繰り返されているのか。
単発の出来事ではなく、継続して見ていきましょう。
② 忙しくて会えないときに「代替案」がある
婚活中によくあるのが、「仕事が忙しくて、今週は会えません」というケースです。
この言葉を聞いた瞬間、「私への優先順位が低いんですね」「本命だったら、忙しくても時間をつくりますよね?」と考えてしまう方もいます。
でも、私は「その日に会えなかった」という事実だけでは判断しません。
仕事が忙しい時期は誰にでもあります。
体調を崩すこともあります。
家族の用事が入ることもあります。
大切なのは、会えなかったことより、会えなかった後にどうしたかです。
たとえば、Aさん。「土曜日は仕事なので無理です」
以上。
一方、Bさん。「土曜日は仕事が入ってしまいました。ごめんなさい。日曜日なら夕方から空いていますが、いかがですか?難しければ翌週でも大丈夫です」
同じ「土曜日には会えない」でも、印象はかなり違いますよね。
Bさんは自分の予定を確認し、別の日を探し、相手の都合も聞いています。
つまり、会えない事情+関係を続けるための次の行動があります。
断られた事実より「その後」を見る
予定が合わなかったときに、「じゃあ、どうしようか」と考えられることは、婚活だけでなく結婚生活でも大切です。
結婚したら、予定や考えが合わないことはたくさん出てきます。
仕事。帰宅時間。休日の過ごし方。家事の分担。お金の使い方。親との付き合い。子育て。
最初からすべてが一致する夫婦は、ほとんどいません。
必要なのは、ズレを一切起こさないことではなく、
ズレたときに二人で調整できることです。
婚活中の予定調整には、その人の結婚生活におけるコミュニケーションの一部が表れることがあります。
「会えないと言われた=大切にされていない」
ではなく、
会えないと分かったとき、その人は関係を切らないために何をしたのかを見てみましょう。
代替案が出ない=脈なしとも限らない
もちろん、毎回男性から代替案を出さなければいけないわけではありません。
本当に仕事の予定が分からないこともあります。
体調不良で先の約束まで考えられないこともあります。
大事なのは、一度の対応ではなく、その後の行動です。
- 落ち着いた後に連絡がある
- 予定が分かった段階で改めて誘ってくれる
- こちらから提案すると前向きに調整してくれる
- 会えない期間も関係を放置しない
婚活では、断り方だけではなく、その後の行動を見る。
これを覚えておいてください。
③ あなたが話したことを覚え、次の行動に反映している
「そういえば、前にモンブランが好きって言っていましたよね?」
「今週は仕事が忙しいって言っていたけれど、大丈夫でしたか?」
「お母さんのお誕生日、今週でしたよね?」
そんな一言を言われたら、嬉しくありませんか?
高価なプレゼントではありません。派手なサプライズでもありません。
でも私は、こうした小さな記憶を大切に見ています。
人は毎日、たくさんの情報に触れています。
その中で、あなたが話したことを覚えているというのは、少なくともその話に注意を向けていた可能性があります。
ただし、覚えていた=本命とまでは言えません。
もともと記憶力の良い人もいます。
仕事柄、人の話を覚えるのが得意な人もいます。
婚活中の会話をメモしている人もいるでしょう。
だから、本気度を考えるなら「覚えているか」だけではなく、知ったあなたの情報を、その後どう扱っているかまで見てほしいと思います。
「記憶」から「配慮」へ変わっているか
たとえば、「甘いものが好きって言っていましたよね」だけなら、話を覚えていただけかもしれません。
でも、「モンブランが好きって言っていたので、このお店はどうかなと思って」となったらどうでしょう。
あなたの話を覚え、次のお店選びに反映しています。
あるいは、「人混みが少し苦手です」と伝えた後、混雑する時間を避けてくれた。
「帰宅が遅くなると翌日の仕事が大変です」と話した後、次のデートは早めの時間にしてくれた。
「電話は緊張するのでLINEのほうが話しやすいです」と伝えた後、連絡方法を調整してくれた。
ここに表れているのは、単なる記憶力ではありません。
あなたを知ったうえで、自分の行動を少し変えようとする配慮です。
結婚生活は「小さな気づき」の積み重ね
結婚生活では、誕生日や記念日よりも、何でもない普通の日のほうが圧倒的に多くなります。
「今日は疲れていそうだから、夕飯は簡単にしようか」
「明日は早いって言っていたから、今日はゆっくり休もう」
「これ、好きそうだったから買ってきたよ」
そんな小さな気づきの積み重ねが、安心感につながります。
だから私は、「誕生日に高価なバッグを買ってくれるか」だけではなく、
普段の会話を覚え、その情報を次の行動に生かしているかを見てほしいと思っています。
自分の希望を伝えていなければ、相手も配慮できない
一方で、「察してほしい」だけにならないことも大切です。
こちらが何も伝えていないのに、「普通は分かるでしょう」「好きなら気づくでしょう」と期待してしまうと、関係は苦しくなります。
男性の本気度を見る前に、自分の希望や苦手なことを適切に伝えられているかも振り返ってみましょう。
本当に相性が見えるのは、あなたが伝えた後、相手がどう受け止め、どう行動するかです。
④ 会えない日も「二人の関係を雑に扱わない」
これは婚活で多いLINEの悩みともつながります。
「返信が3時間ありません」
「昨日より文章が短いです」
「既読になったのに返事が来ません」
「最初は毎日連絡があったのに、最近は1日1通です」
お相手を好きになってくると、LINEが気になり始めます。
しかし、私は会員さんに、返信速度だけで相手の気持ちを判断しないでくださいねとお伝えしています。
仕事中はスマートフォンを見られない人もいます。
LINEそのものが苦手な人もいます。
短い文章のほうが自然な人もいます。
きちんと考えてから返信したい人もいます。
反対に、LINEがとてもマメだからといって、それだけで結婚への本気度が高いとも限りません。
見るのであれば、連絡の速さではなく、関係を放置していないかです。
返信の早さより「戻ってくるか」
たとえば、忙しくて返信が翌日になったとしても、「昨日は仕事が遅くなって、返信できずごめんなさい」と戻ってくる。
あるいは、「今週は出張なので、少し返信が遅くなるかもしれません。日曜日には落ち着く予定です」と先に伝えてくれる。
こうした人であれば、返信速度そのものよりも、関係に対する配慮を見てほしいと思います。
一方で、昨日まで頻繁に連絡があったのに、突然何日も連絡がなくなる。
事情の説明もない。
こちらから連絡すると何事もなかったように戻ってくる。
また突然消える。
このような状態が何度も続けば、不安になるのは自然です。
安心できる関係には「ある程度の予測可能性」がある
人は、何が起きているか分からない状態が続くと不安になりやすいものです。
連絡が少なくても、「仕事中は返信できない人なんだな」「夜には一度連絡をくれる人なんだな」「忙しいときは事前に伝えてくれる人なんだな」と分かっていれば、必要以上に不安にならずに済みます。
毎日同じ回数、同じ時間にLINEをする必要はありません。
大切なのは、その人なりの連絡に一貫性があり、相手を不安なまま放置しないことです。
LINEは本気度を測る道具ではありません
LINEの返信時間を計り始めると、婚活が苦しくなります。
「私は10分で返したのに、彼は3時間後だった」
「昨日は絵文字が三つあったのに、今日は一つだった」
「質問が入っていないから、もう興味がないのかも」
一つひとつを分析しても、本当の気持ちは分かりません。
LINEはあくまでも、関係をつなぐ手段の一つです。
文章だけで分からないことは、会ったときに話す。
連絡頻度に悩んだら、「私はこのくらいのペースだと安心できるのですが、〇〇さんはどうですか?」と確認する。
そのときに話し合おうとしてくれるかどうかのほうが、結婚相手を考えるうえでは重要です。
⑤ 少し先の未来の話が「僕」から「僕たち」に変わっていく
「今度、桜の季節になったらここへ行きたいですね」
「旅行が好きなら、いつか北海道にも行ってみたいですね」
「結婚したら、休日に一緒にスーパーへ行くのもいいですね」
少し先の未来に自分が登場すると、「私との将来を考えてくれているのかな?」と嬉しくなりますよね。
ただし、未来の話をした=結婚する気があると短絡的に判断するのは危険です。
楽しい雰囲気の中で、「いつか行こう」と言うことは誰にでもできます。
未来の話が得意な人もいます。ロマンチックな言葉を自然に言える人もいます。
だから見るべきなのは、未来を語ったかどうかではなく、未来の話が少しずつ具体的になり、二人で考える会話へ変化しているかです。
「僕はこうしたい」から「僕たちはどうする?」へ
最初は、「旅行が好きです」という自分の話だった。
それが、「〇〇さんは、旅行するときゆっくり過ごしたいタイプですか?」に変わる。
さらに、「結婚しても年に一回くらい旅行できたらいいですね」となり、
「お互い仕事を続けるなら、休日はどのように合わせましょうか?」という話へ進んでいく。
これは単なるデートの会話から、二人で生活した場合を考える会話へ変化しています。
「僕の理想の結婚生活」を語るだけではなく、あなたの考えも聞きながら、
「僕たちなら、どうする?」と一緒に考え始めている。
ここに、結婚相手として向き合おうとする姿勢が表れます。
ロマンチックではない未来の話ほど大切
結婚相談所で本当に確認したい未来の話は、意外と地味です。
- 結婚後も仕事を続けたいか
- どこに住みたいか
- 家事をどのように分担したいか
- 子どもについてどう考えているか
- お金をどのように管理したいか
- 親との付き合いをどう考えているか
- 休日をどのように過ごしたいか
- 宗教や家族背景について、どのように理解し合うか
「結婚したら旅行へ行こうね」という言葉より、こうした現実的な話を避けずにできることのほうが重要です。
なぜなら結婚とは、理想を語るだけではなく、違う人生を歩んできた二人が、現実を調整しながら一緒に暮らすことだからです。
質問攻めにならないことも大切
ただし、未来の確認を急ぐあまり、デートが面接のようにならないよう注意しましょう。
質問を一方的に並べるのではなく、「私はこう考えているのですが、〇〇さんはどうですか?」と自分の考えも伝える。
正解を求めるのではなく、「違ったら、どう調整できそうか」まで話してみる。
未来の話は、相手を審査するためではありません。
二人で生活をつくれる可能性を確認するための対話です。
⑥ 不安やすれ違いから逃げず「関係を修復しよう」とする
私は、ここをとても重要視しています。
順調なときに優しい人はたくさんいます。
楽しいデート。美味しい食事。気持ちの良いLINE。意見も合う。
自分の思いどおりに進んでいるときは、お互いに優しくできるものです。
しかし、人柄や関係に対する姿勢が見えやすいのは、
思いどおりにならなかったときです。
予定が合わない。意見が違う。言葉の受け取り方が食い違う。どちらかが不安になる。相手を少し傷つけてしまう。
婚活中でも、すれ違いは起こります。
大切なのは、すれ違いが起きたことではなく、その後、二人の関係を修復しようとするかです。
「LINEが少なくて寂しかった」と伝えたとき
たとえば女性が、「最近LINEが少なくなって、少し寂しく感じていました」と伝えたとします。
そこで、「そんなことで怒るの?」「面倒くさい」「仕事なんだから仕方ないでしょう」と責める。
突然連絡しなくなる。話をそらす。自分を正当化することだけに集中する。
一方で、「そう感じさせてしまったんですね。僕はLINEが得意ではないのですが、どのくらいならお互い無理なくできそうですか?」と話し合える人もいます。
あるいは、「毎日は難しいけれど、忙しくなるときは先に伝えるようにします」と具体的な方法を考えてくれる人もいます。
どちらが結婚生活を想像しやすいでしょうか。
良い関係は「一度も揉めない関係」ではない
人間同士なので、違いは必ず出てきます。
大切なのは、喧嘩や意見の違いを完全になくすことではありません。
関係研究においても、葛藤後の修復は関係を考えるうえで重要な要素とされています。
「違う」が出てきたときに、勝ち負けにするのか。相手を言い負かすのか。黙って距離を取るのか。
一方的に交際を終了するのか。
それとも、「どうしたら二人にとって良くなる?」と考えられるのか。
結婚とは、この調整を何十年も重ねていくことです。
だからこそ、「私を喜ばせてくれる人」だけではなく、「私と問題を解決しようとする人」なのかを見てほしいと思います。
謝ればいい、という話でもありません
「ごめんなさい」と言ったから、すべて解決するわけでもありません。
謝罪の言葉はあっても、同じことを何度も繰り返す人もいます。
逆に、言葉で謝るのは苦手でも、「次からはこうするね」と行動を変える人もいます。
見るべきなのは、こちらです
- あなたの話を最後まで聞こうとするか
- 自分の意図だけでなく、あなたがどう感じたかも考えるか
- 相手だけを悪者にしないか
- 二人にできる改善策を考えるか
- 話し合った内容がその後の行動に反映されるか
そしてこれは男性だけに求めるものではありません。
女性側も、不満をため込んで突然爆発したり、相手を試したりするのではなく、「私はこう感じました」「私はこうしてもらえると安心します」と伝えることが大切です。
修復は、どちらか一人だけが頑張るものではありません。
二人で関係を守ろうとする作業だからです。
⑦ 関係を曖昧なまま「都合よく利用しない」
結婚相談所の仮交際には、その先があります。
何度か会い、お互いの気持ちが深まり、「一人の方と結婚を前提に向き合いたい」と思ったら、真剣交際へ進みます。
だから何ヶ月経っても、「好きですよ」「一緒にいると落ち着きます」「また会いましょう」と言いながら、結婚の話になると逃げる。
真剣交際の話をすると曖昧にする。都合の良いときだけ呼び出す。こちらの気持ちを確認しない。
関係を進める話になると、「今はまだ分からない」だけで終わり、その理由や今後について話そうとしない。
この状態が続くなら、甘い言葉よりも、その人が二人の関係をどのように扱っているかを見てほしいと思います。
本気で考えている人ほど「自分の意思」と「相手の意思」を確認する
本気で関係を考え始めた人は、「僕はもっと〇〇さんを知りたいと思っています」「〇〇さんは、僕との交際をどのように感じていますか?」「僕は真剣交際も考え始めていますが、〇〇さんのお気持ちはどうですか?」と、自分の意思を伝えながら、相手の気持ちも確認しようとします。
それは、自分一人の恋愛ではなく、二人の関係として考え始めているからです。
自分だけが先へ進みたいと思っても、相手が不安なままでは真剣交際へ進めません。
だから本気で考えている人ほど、相手の気持ちを置き去りにせず、歩調を合わせようとします。
IBJでも、真剣交際へ進む際には、お互いの気持ちや関係性を確認することが大切だと案内されています。
早く真剣交際を申し込めば本気、ではありません
ここも勘違いしやすいところです。
2回目のデートで真剣交際を申し込まれたから本気。
5回会っても申し込まれないから脈なし。
回数だけでは判断できません。気持ちが動く速度には個人差があります。
慎重に考える人もいます。
ほかの仮交際を整理している途中の人もいます。
結婚に関する大切な話を確認してから進みたい人もいます。
大切なのは、交際の回数ではなく、会うたびに理解が深まり、関係が前へ進んでいるかです。
同じような食事デートだけを繰り返し、結婚観の話は一切しない。
いつも楽しいけれど、相手が何を考えているか分からない。
何か聞いても曖昧にされる。
その状態が長く続くのであれば、仲人へ相談し、お相手の温度感を確認してもよいでしょう。
結婚相談所には、当人同士だけで悩まず、カウンセラーを通じて交際状況を確認できる良さがあります。
7つ全部あるから「本命」とは限りません
ここまで、男性の本気度を考える際に見てほしい7つの行動をお伝えしました。
しかし、7個あったから本命。5個なら可能性あり。2個しかないから脈なし。
このような採点はしないでください。
人によって、愛情や関心の表し方は違います。
LINEが得意な人もいれば、苦手な人もいます。
予定を早く決める人もいれば、仕事の都合が直前まで分からない人もいます。
言葉で気持ちを伝える人もいれば、行動で示す人もいます。
記憶力にも差があります。
だから、一つひとつの行動を点数化するのではなく、その人なりの行動に一貫性があるかを見てほしいのです。
本気度を見るなら「コストのある行動」に注目する
男性の本気度を考えるときは、次の4つの視点を持ってみてください。
① 本人にとって多少の手間があるか
- 自分の予定を確認する。
- お店を調べる。
- 別の日程を考える。
- あなたの希望を聞く。
- 結婚観について考えて言葉にする。
大きな犠牲である必要はありません。少しの時間や手間をかけて、関係を維持しようとしているかを見ます。
② 自発的に行っているか
- こちらが毎回お願いしなければ動かないのか。
- 自分からも連絡したり、提案したり、確認したりしているのか。
交際は、どちらか一方が引っ張り続けるものではありません。関係を育てるための働きかけが、少しずつ双方から出ていることが大切です。
③ 一度きりではなく繰り返されているか
一度だけ豪華なデートをしてくれた。優しい言葉をくれた。
それだけで判断する必要はありません。
- 約束を守る。
- 連絡が途切れても戻ってくる。
- 予定が合わなければ調整する。
- 違いが出たら話し合う。
こうした行動が繰り返されているかを見ていきます。
④ あなたの反応を見ながら調整しているか
- 相手が良いと思ったことを一方的に押しつけるのではなく、あなたの反応を見ているか。
- あなたが困っていたら方法を変えようとするか。
- 「僕はこうだから」で終わらず、「〇〇さんはどうですか?」と確認できるか。
ここには、あなたを一人の人間として尊重する姿勢が表れます。
この4つが重なってくると、二人の関係を維持し、育てようとする意思を考える材料になります。
高価なプレゼントより「時間・手間・約束」を見る
婚活中、「全部ご馳走してくれました」「誕生日にプレゼントをくれました」「素敵なお店を予約してくれました」というご報告をいただくことがあります。
もちろん、嬉しいことです。
お相手の好意や優しさを感じる場面でもあります。
でも、私はそれだけで本気度を判断しません。お金を使うことと、関係に責任を持つことは同じではないからです。
むしろ見てほしいのは、目立たない行動です。
- 時間を使う。
- 手間をかける。
- 約束を守る。
- あなたの話を覚えている。
- すれ違ったときに戻ってくる。
- 二人の関係を前へ進めようとする。
結婚生活は、派手なイベントより普通の日のほうが多くなります。
毎日、豪華なレストランへ行くわけではありません。
毎日、プレゼントをもらうわけでもありません。
疲れた日に声をかける。約束した時間を守る。困ったときに話を聞く。意見が違ったら調整する。
そうした普通の日の行動が、夫婦の信頼をつくります。
だから私は、婚活中から、「普通の日に、私をどのように扱う人なのか」を見てほしいと思っています。
言葉と行動のズレが繰り返されていないか
本気度を見るうえで、一貫性も大切です。
ただし、「一貫している人=必ず本気」という意味ではありません。
見るのは、言っていることと、実際の行動が大きくズレ続けていないかです。
「会いたい」と言うのに、自分から会おうとしない。
「大切にしたい」と言うのに、約束を何度も破る。
「結婚を考えている」と言いながら、結婚の話になると毎回避ける。
一度であれば事情があるでしょう。
誰にでも失敗はあります。
でも同じズレが何度も続くなら、言葉よりも、繰り返されている行動を見たほうが、その人を理解しやすくなります。
逆もあります。
口下手で、「好き」とはほとんど言わない。
でも毎週会う時間をつくる。約束を守る。あなたが話したことを覚えている。困ったときに話し合う。将来について少しずつ確認する。
そんな男性もいます。
言葉が少ないから「気持ちがない」と決めつけてしまったら、もったいないですよね。
言葉か行動か、どちらか一方だけではありません。
言葉と行動の両方を、一定の期間を通して見ることが大切です。
「本命サイン探し」が婚活を苦しくすることもある
婚活中の女性を見ていて、私が心配になることがあります。
それは、相手の気持ちばかりを探し始めることです。
「返信が遅くなりました。どういう意味ですか?」
「昨日は絵文字がありませんでした」
「次回の話が出ました。本命でしょうか?」
「手をつながれました。真剣交際を考えていますか?」
気持ちは分かります。
好きになってきたからこそ、不安になりますよね。
でも、これが続くと婚活の主語がすべて、「彼」になってしまいます。
彼は私を好き?
彼は私を選ぶ?
彼は真剣交際を考えている?
彼はどう思った?
彼は――。
ちょっと待ってください。
あなたは、どう思っていますか?
「彼に選ばれる婚活」から「私も選ぶ婚活」へ
結婚相談所で婚活をしていると、「選ばれたい」という気持ちが強くなることがあります。
お見合いでOKをもらいたい。仮交際になりたい。デートに誘ってほしい。真剣交際を申し込まれたい。プロポーズしてほしい。
でも婚活は、オーディションではありません。
あなたも相手を選ぶ側です。
仮に彼が毎週誘ってくれたとしても。
あなたの話を覚えていたとしても。
真剣交際を希望していたとしても。
あなたがその人と結婚したいかは、別の問題です。
だから、「彼は私を本命だと思っている?」だけではなく、次のことも自分に聞いてみてください。
私は、この人と一緒にいると安心できる?
言いたいことを言える?
違いが出たときに話し合える?
私の気持ちや考えを尊重してくれる?
この人の考え方や生き方を尊敬できる?
私もこの人を大切にしたいと思える?
この人と問題が起きたとき、一緒に考えていけそう?
相手の行動をチェックするだけでなく、自分の心も置き去りにしない。
これが「自分軸」で婚活をするということだと、私は思っています。
男性の本気度を見極める前に、自分も関係へ参加しているか
相手の本気度が分からないと悩んでいるとき、女性側が受け身になりすぎていることもあります。
「本気なら男性から誘うはず」
「好きなら男性が話題をつくるはず」
「結婚したいなら男性がリードするはず」
そう考えて、自分からは何も伝えず、相手の行動だけを観察してしまう。
しかし、相手も同じように、「自分に興味があるのかな?」「迷惑ではないかな?」「次も誘って大丈夫かな?」と不安になっていることがあります。
関係は、一人では育てられません。
楽しかったら、「今日とても楽しかったです。またお会いしたいです」と伝える。
行きたい場所があれば、「今度ここへ行ってみませんか?」と提案する。
連絡頻度に希望があれば、「私はこのくらい連絡できると安心します」と話す。
相手のことをもっと知りたいなら、自分の考えも少しずつ伝える。
あなたが関係に参加することで、初めて見えてくる相手の反応もあります。
本気度は、遠くから観察して見抜くものではありません。
自分も関係へ一歩入り、そのとき相手がどう応えてくれるかを見るものでもあるのです。
心理学を知る目的は「相手を攻略すること」ではない
「恋愛心理学」と聞くと、「男性を夢中にさせる方法」「本命になる方法」「追わせる方法」「返信させるテクニック」といった話を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし私は、心理学を相手を操作するために使ってほしくありません。
連絡をわざと遅らせる。急に冷たくして不安にさせる。ほかの男性の存在を匂わせる。相手を試す。
一時的に相手の関心を引くことはできるかもしれません。
でも、そこから安心できる結婚生活をつくれるでしょうか。
結婚は長い共同生活です。
テクニックで一時的に好かれることより「この人には本音を言える」「違っても話し合える」「困ったときに一緒に考えられる」「自分も相手も無理をしすぎなくていい」そんな関係をつくれることのほうが、ずっと大切です。
婚活で心理学を知る意味は、相手を攻略するためではなく、自分と相手を理解するため。
私はそう考えています。
仲人として見ているのは、派手な愛情表現より小さな積み重ね
たくさんの交際を見ていると、成婚へ進む二人に、ドラマのような出来事ばかりが起きているわけではありません。
むしろ、「次はいつ会おうか?」「今日はありがとう」「忙しいなら来週にしよう」「この前言っていた件、どうだった?」「私はこう思ったけれど、〇〇さんはどう?」「それなら二人に無理のない方法を考えよう」そんな小さなやり取りを繰り返しています。
一つひとつは地味です。
SNS映えもしません(笑)。
でも、その小さな積み重ねが、「この人なら大丈夫かもしれない」という信頼に変わっていきます。
そして、ある日突然恋に落ちたというよりも、「もっとこの人と一緒にいたい」「この人となら結婚生活をつくっていけるかもしれない」という気持ちに変化していく。
私はこれが、婚活における「本気」の育ち方なのではないかと思っています。
まとめ|本気度は「好き」の強さより、関係を大切に扱う行動に表れる
仮交際で男性の本気度が気になったら、言葉だけではなく、次の行動も見てみてください。
- 「また会おう」で終わらず、次の予定を具体的に決めようとする
- 忙しくて会えないときに、代替案やその後の連絡がある
- あなたが話したことを覚え、次の行動に反映している
- 会えない日も、二人の関係を雑に扱わない
- 未来の話が「僕」から「僕たち」に変わっていく
- 不安やすれ違いから逃げず、関係を修復しようとする
- 関係を曖昧なまま都合よく利用せず、意思を確認しようとする
ただし、これをチェックリストにして、相手を採点する必要はありません。
本当に見てほしいのは、「私たちの間に、少しずつ信頼は増えているだろうか?」ということです。
本気度は、LINEの返信時間には出ないかもしれません。
高価なプレゼントにも、甘い言葉にも出ないかもしれません。
むしろ見るべきなのは、もっと地味なところです。
会えなかった後にどうするか。
約束をどのように扱うか。
あなたの話を次の行動にどう反映するか。
意見が違ったときに、どう向き合うか。
そして、二人の関係を曖昧なままにせず、前へ進めようとしているか。
本気とは、「好き」という感情の強さだけではなく、その関係を大切に扱おうとする行動に表れるもの。
そして婚活で本当に大切なのは、相手の本気度を見抜くことだけではありません。
「彼は私を好き?」だけではなく、「私は、この人との関係を育てたい?」と、自分にも聞いてみてください。
婚活は、相手の気持ちを当てるゲームではありません。
相手を知り、自分を知り、二人で関係をつくりながら、「この人と人生を歩いていきたい」と思える相手を、自分で選んでいくものです。
本命サインは、外から必死に探すものではありません。
二人の間に少しずつ積み上がり、信頼という形になっていくものです。
そして最後に選ぶのは、彼だけではありません。
あなたも、自分の意思で結婚相手を選ぶのです。
結婚相談所マリアージュ.com
マリアージュ.comは、神奈川県相模原市を拠点とするIBJ加盟の結婚相談所です。
相模原だけではなく、海老名・座間・町田・厚木・横浜・東京都内、そして全国オンラインで婚活のご相談をお受けしています。
プロフィール作成から、
お相手探し
お見合い
仮交際
真剣交際
プロポーズ
成婚
まで、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。
また、マリアージュ.comはIBJ AWARDを全期連続受賞しています。
でも、私が本当に大切にしているのは、「IBJだから安心」「AWARDを取っているから安心」だけではありません。
大きな出会いのネットワークと、小さな相談所だからこそできる一人ひとりに合わせたサポート。
その両方を活かすことです。
マリアージュ.comでは無料相談を承っております。まずはお気軽に無料カウンセリングへご相談ください。
この記事を書いた人|田口エミ
株式会社マリアージュ.com 代表/婚活カウンセラー・仲人
神奈川県相模原市を拠点に、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所「マリアージュ.com」を運営しています。
仲人として、20代・30代・40代・50代・60代まで幅広い年代の婚活をサポート。初婚だけでなく、再婚・再々婚、遠距離婚活、シングルマザーの婚活、宗教を背景に持つ方の婚活など、一人ひとり異なる事情や価値観に向き合いながら、ご成婚まで伴走しています。
マリアージュ.comは、IBJ AWARDを全期期連続受賞(2021年〜2026年上期)。IBJ神奈川ブランチ初代幹事。
※IBJ AWARDは、入会・成婚実績だけでなく、運営方針やコンプライアンスなどの信頼性も含めて選出される賞です。
婚活サポートで大切にしているのは、仲人が「こうしなさい」と答えを押しつけることではありません。
長年学んできた選択理論心理学の考え方も取り入れながら、
「私はどんな結婚生活を送りたいのか」
「本当に大切にしたいものは何なのか」
「この人となら、何かあったときにも話し合えるだろうか」
と、ご本人が自分の気持ちを整理し、自分で選択できる婚活を大切にしています。
2026年7月には、婚活と宗教をテーマにした著書
『宗教は婚活の壁なのか?―それでも結ばれた人たちの物語―』を出版。
宗教、親の反対、価値観の違いなど、条件だけでは語れない婚活の現実と、それでもご縁をつないできた仲人としての経験を発信しています。
「条件に合う人を探す」だけではなく、その先にある幸せな結婚生活まで。
相模原・海老名・座間・町田・厚木・横浜をはじめ、全国オンラインで婚活のご相談をお受けしています。
著者:田口エミ
株式会社マリアージュ.com 代表
IBJ加盟結婚相談所/婚活カウンセラー
IBJ AWARD 11期連続受賞
著書『宗教は婚活の壁なのか?』


